マケプレプライムってなんだ? 其の二


前回はマケプレプライムの
簡単な機能について話しました。
今回は深い所まで解説いってみよー。



マケプレプライムについて
アマゾンでは、
マケプレプライムを利用する事で
以下の効果が期待できると掲げています。

〇出品者様が出荷する商品のAmazon.co.jpでの売り上げを拡大
・Amazonプライム対象商品になります
・対象商品の検索結果の表示が上位になります
・ショッピングカートボックス獲得率が向上します
・お急ぎ便対応や配送料無料が表示されて買いやすさをアピールできます

〇在庫分散のリスクの軽減
これまでAmazonプライム対象商品は、Amazonフルフィルメントセンターから出荷する商品のみでした。しかし、マケプレプライムを利用することで、出品者様が出荷する商品もAmazonプライム対象商品にすることができます。そのため、在庫分散のリスクを軽減することができます。

〇対象の商品・エリアを簡単に設定可能
対象商品の入れ替えや対象配送エリアは簡単に設定、変更できます。また対象配送エリアは都道府県レベルで選択可能です。

マケプレプライムは、
Amazonプライムマークを出品者様が
出荷商品につけることができるプログラムです。

Amazonプライムマークがつくことで、
検索結果の上位表示による購入者への
露出力のUP、お急ぎ便対応などで購入者の
利便性が高まる事で購買率向上が期待できます。

次のような商品は、
マケプレプライムを利用すると良いです。

〇在庫分散を避けたい商品
マケプレプライムはAmazonのフルフィルメントセンターに預けることなく、Amazonプライム対象商品にできます。これにより、在庫分散が難しい商品の場合、販売機会のロスを最小限に留めることができます。

〇FBAで取り扱えない商品、取り扱いにくい商品
以下はFBAでは取り扱えない、もしくは取り扱いにくい商品であるため、これまでAmazonプライム対象にするのが難しい商品でした。しかし、マケプレプライムを利用する事でプライム対象商品にすることができるため、Amazon.co.jpでの売上拡大が期待できます。
・取り扱い注意の危険物及び化学薬品
・室温で保管できない商品
・賞味期限の短い商品
・サイズが大きい商品
・医療機器、医薬品
・季節商材
・在庫回転率が低い商品など

良い所をまとめると

自社出荷の状態で、
Amazonプライム対象商品になること
自社出荷の性質上、
商品を頻繁に入れ替えする事も可能で、
それにプライムのロゴを付けれるのは魅力的。

また、カート獲得率がFBA出品者と同等に
なることで、販売促進効果が期待できます。
プライムのロゴによるprime会員に対しての
訴求効果も期待できます。

FBAが利用できない商品を扱えるため、
幅広い商品をプライムロゴ付で出品できる。

機能は良いですよね。機能は。
実際の使い方はどうなのでしょう。

マケプレプライムの参加資格と要件
参加資格は大口出品者であること
小口出品者の場合は導入できません。
覚えておくべき特徴には

・配送料は出品者が負担する
・配送、出荷方法に制約がある
・Amazonポリシーに基づく返品、返金
・問い合わせはアマゾン対応


要件を簡単に言えば、
FBA利用時の配送のように、自社出荷でも
同等のサービスを購入者へ提供できるか。
が求められます。

かかる費用はマケプレプライムで
用いられる配送料のみ

配送には、お急ぎ便の提供が必要ですが
エリア選択は出品者自身で選択可能。
通常のお急ぎ便と当日お急ぎ便とあります。
当日お急ぎ便の利用は任意
エリアを広めると、アピールも可能ですね。

Amazonプライム会員の購入者に対しては
お急ぎ便を配送料無料で提供します。
プライム会員以外の購入者に対しては
任意でお急ぎ便の配送料を設定できます。
通常配送の送料は、全て自己負担となり、
全ての購入者に対して配送料を無料で提供します。

一日の注文締め時間前に入った注文に対して、
当日中に指定された配送方法で配送します。
原則として、午後二時までに注文が入った商品は
全て当日中に出荷する必要があります。

出荷した際には、追跡可能なお問い合わせ
伝票番号を速やかに購入者へ通知します。

配送会社は、ヤマト運輸・日本郵便のみ
佐川急便、その他配送業者は利用できません
配送方法についても指定があります。

ヤマト運輸: 宅急便、宅急便コンパクト、ネコポス
日 本 郵 便: ゆうパック、レターパック、クリックポスト




購入者の問い合わせなどは全て
アマゾンカスタマーサービスが対応。
FBA利用時と同じです。

注文から30日以内の返品リクエストは、
自動的に承認されます。←ここ大切
返品に対する配送料は
出品者に落ち度がある場合、出品者負担
購入者の都合による場合は、購入者負担
詳細はこちら⇒マケプレプライム利用規約
マケプレプライム よくある質問(FAQ)

よっしゃ、内容はわかったぞ。
いざ、開始だ。とはいかないんです…。

トライアル期間について
これらを踏まえて、
実際にマケプレプライムを始めるには
『トライアル』をPASSする必要があります。

このトライアル期間を通して、
プライムの配送品質、顧客満足度の
要件を満たすことで、参加資格が付与されます。


ただし、期間中の出品では
プライムマークは付与されません
その状態で、真近50件の注文出荷において
以下三点の配送品質を満たすことで、
マケプレプライムの利用が可能になります。

・注文即日の出荷率が99%以上
・追跡可能率が94%以上
・出荷前キャンセル率が1%未満


トライアル期間を通過し、
マケプレプライムが利用している状態であっても
過去30日間の上記指標を
満たし続けなければいけません
いずれかを下回ると、
参加資格が取消になる場合があるそうです。

詳細はこちら⇒マケプレプライムトライアル

まとめ
ロゴマークを自社出荷で付与するには、
このような過程を経てマケプレプライムに
ならなければならないんですねー。
面倒くさい

特徴をまとめると
メリット
・プライムロゴマークが付与される
・カート獲得率がFBA出品者と同等になる
・FBA納品料金や手数料がかからない
・在庫が分散されない
・FBAで取り扱えない商品が出品できる
・Amazonカスタマーサービスが問い合わせを対応

デメリット
・送料は出品者負担
・即日出荷という時間制約ができる
・出荷当日中に出荷通知、番号を送信する必要がある
・お急ぎ便のエリア提供が必要になる
・発送方法が決まっている
・30日以内の返品、返金は自動承認される
・返品配送料は、出品者が提供する可能性が高い
・トライアル期間が存在する
・資格取得後も指標を満たす必要がある

時間にかなりの制限が発生するため
副業や時間的に都合が取りづらい方
遠征によく出かける人は厳しいですね。
私では無理です(笑)

大きく活動している方だと、
パートに業務委託することも出来そうですが、
地元中心、電脳せどりで活動している方は、
利用しやすいため、検討すると良いですね。

送料が高いじゃん。と感じそうですが、
自社出荷でFBA価格の出品ができることで、
高い金額で出品してもカートが取れます。
ついでにFBA手数料はかからないため、
儲かるような気がしなくもないです。

とは言っても、制約が色々あるため
初心者は参入しにくいです。
ある程度、基盤が固まっている
中級者以上から導入を視野に入れてみると
大きな武器になるかもしれませんね!

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